12月29日。今日がクリニックの仕事納めでした。
朝起床すると、外が雪景色になっていてビックリ。
本格に冷え込んできて、体調を崩してインフルエンザと診断される患者さんも増加傾向。現在流行しているタイプはインフルエンザAのようです。
インフルエンザの病原体はインフルエンザウイルス。ウイルスといえば感染症の原因となったりして迷惑なイメージしかないかと思いますが、ヒトの全遺伝情報のうち約8%がウイルス由来といわれています。居候しているウイルスは遺伝情報の中にもぐりこんで遺伝子の一部となって共存する道を選ぶことで、いちいち感染したりする労力も必要なくなりました。もっともこれらの中には胎盤形成に関与したり、レトロウイルス感染への防御に働いている領域があることが知られており、人類以前の遠いご先祖様にウイルス感染がなければ、今の地球上の生命につながる進化は起きなかったことになります。
そうは言っても重大なダメージを与えられることもあるインフルエンザウイルスには感謝する気にはなれませんね。ワクチン接種は最も有力な重症化予防の手段ですが、今週久しぶりにワクチンの補給があり、多くの患者様が接種のため来院されました。
ワクチンの在庫はかなり少なくなっています。追加の補給の目途はたっていません。接種を希望される方は休み明け、お早めにクリニックにご確認下さい。
来年の診療は1月4日より開始します。
皆さま良い年末年始をお迎えください。