雪だるま

暖かい気候が続いていましたが、先週あたりから本格的な冬到来。

今日は名古屋も明け方に雪が強く降り、初積雪となりました。交通が混乱し名誉院長の出勤も大変だったようです。

クリニックの方は朝からスタッフが雪かき、そして雪だるまを作ってくれました。

江戸時代の浮世絵をみると本当にダルマを模した形で作ってあったようですが、こちらのは現代のスタンダードな雪玉の2段重ね。

頭には検尿コップをのせた泌尿器科仕様です。

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雪ダルマは風情がありますが、冬の「迷惑な流行りもの」であるインフルエンザも全国的に広がりつつあるようです。

皆さま、うがい、手洗いなど十分な予防対策をとるようお気を付け下さい。

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大雪

水曜日に降るぞ降るぞ、と言われて本当に降りましたね。

朝起きたときはうっすら雪が積もっていましたが、出かけようとするときには足首まで雪に入ってしまうほど積もっていました。

地下鉄駅まで、時々滑りながらなんとか到達、名古屋駅まで出るのですが、もちろん地下鉄は雪の影響はありません。(東山線は地上部分があるので避けました)

名古屋駅は大混乱。新幹線は25分遅れというのですが、30分以上前の電車がまだ来ていません。駅員の前は長蛇の列です。あちこちから言い訳の電話の声が聞こえます。私は名古屋始発の「こだま」ですから定時に出るかと思い改札口まで行きましたが、発車の順番は変えないようです。関が原を超えてくる新幹線はあてにできません。在来線に戻り吹きさらしのホームで待つこと20分、やっと豊橋行き快速電車が来たかと思えば、名古屋駅で運転見合わせ・・と。見合わせとは面白い言葉ですね。でも互いの顔を見ている場合じゃないですよね。

悪態付きながら、新幹線に戻ったら、遅れ、遅れで「こだま」が来ました。座席は確保できましたが、動きません。じっと待つこと20分。でもこちらは暖かい。のんびり待ちます。悪態はつきません。・・・・動きました。でも「走る」なんてものではなく「歩いて」います。

車窓は雪国です。いつもと違う眺めに何枚か携帯で写真を撮りました。後ろのシートでもシャッター音が聞こえます。いつもは新幹線から写真を撮ると近景は流れてしまいますが、今日は電柱までしっかり写ります。

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線路沿いにこんなに看板があったんだ、ここの看板は禿げているぞ、家の屋根の雪はだんだん少なくなる、など、いつもと違う景色に顔は窓にくぎ付けでした。

幸田付近の「雪山」、蒲郡の雪景色が撮れました。どれも珍しいと思います。 P1000102 P1000104

1時間遅れという結果で楽しい旅は終わりました。

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初詣

 

遅くなりましたが初詣に行ってきました。2年ほど忌中で行っていませんでした。詣で先は節操なくほぼ毎回違います。それで今回は滋賀県多賀大社に初めて行ってきました。

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鳥居の隅に屋台の後ろに隠れるように懐かしいものを見つけました。

しかし境内に入ると、境内が狭いのか、人が多いのか、石畳の通路は無視され人が自由に行き交い、雑踏です。子どもはワイワイ、犬はワンワンキャンキャン、老夫婦が参詣順番待ちの列を離れて大声でケンカ。スピーカーから笙、鉦、太鼓の音がエンドレスに流れていますが、「荘厳」「厳粛」どこにもありません。

それでも多賀大社では、車中で考えたいろいろなことをいっぱい頼み込んで、次は彦根城に寄りました。

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こちらも多くの人たちが訪れていて、駐車場も時間待ちで入るような状況でしたが、城内には凛とした空気があり、古の人たちの緊張が伝わってくるような気がしました。

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息を切らせて天守閣まで登るとすがすがしい香りがします。天守閣周囲には多数の桜があり、その芽の香りなのでしょうか。一部には開花している桜もあり、そこから香るのでしょうか。早咲きというより二期咲きだろうと思われます。

彦根城のある彦根山は標高50メートルですが、独立峰で、天守閣を巡れば琵琶湖、伊吹山などぐるりと360度大パノラマです。

天守閣内部の太い梁などを用いた堅牢な作りもさることながら、実際に見ることはできませんでしたが、普段住まいの大名の屋敷の地震の間の造りには驚きました。地震が起こると逃げ込む部屋で、床下は堅牢に作り、上部は瓦、木材など重量物は極力少なくし、屋根裏の補強は縄を用いる。土台は礎石の上には置かない。とのことです。私は建築のことはよくわかりませんが、これは重心を下げ、そして柱への重量負担を下げ、揺れに対しては伸縮で対応し(ダンパー)、固定しないことで、揺れに逆らわない(免震)、ということと考えられます。

あの中世に、どのようにそういった知識が蓄積され、応用され、技術となり、受け継がれて来たのでしょうか。

 

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遅ればせながら初詣に出かけようと思い立ち、古いお札を神棚から取り出したところ、お札の後ろから亡くなった義父の書き付けが出てきました。家内安全をお願いする文面で、署名捺印までありました。さらに、その奥から黄変し、乾燥して、ぼろぼろになった紙が出てきました。絵が描いてあります。立派な龍です。標題には「家内安全」とも書かれています。

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家内に聞くと、彼女が育った家の壁に、物ごころがつく前から貼ってあったと懐かしがっています。最近物忘れがひどくなった義母に聞くと、戦死した義母の兄の生き残った戦友が連れてきた画家が描いてくれたと。そして義母の父親が、嫁に出す娘の行く末を案じ婿さん(義父)に持たせた絵だと判明しました。さすが古いことはよく覚えていらっしゃる。

さてさてそこで家内に懇願され、修復です。額も無く張ってったものを剥がしたためか中央が裂けていますが、これは修復されていました。しかし、きっちり折りたたんで神棚に長い間入っていたため、折り目がほとんど切れてところどころかろうじてつながっており5片ほどに分かれています。

台紙に両面テープで一片ずつ張ろうと思いつきましたが、難しそうです。道具箱をゴソゴソ覗いていると、黄変した紙とほぼ同色の、ペンキ塗りに用いるマスキングテープが出てきました。これを折り目の裏から貼って、欠損部は絵にかからないように表からも張って・・・。 義父によると思われる補修は、手作りの紙テープに「のり」で張ってある部分とセロファンテープで張り付けてある部分があります。補修は何回か行われたものと考えられます。問題はセロファンテープで補修した部分です。接着剤が変色し褐色になってしまっています。幸い龍にはかかっていないので、まさにマスキングテープを上から貼ってわかりにくくできました。

出来ました。

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写真では補修跡がわからないくらいの出来栄えです。

木枠の額があればよかったのですが、手元になく、しばらくはアルミ枠です。

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玄関の一等地に掲げました。

掲げてみて初めて分かりました。IMGP2057

龍の形は「福」という字です。

「福」は我が家に来てくれるでしょうか

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ろうばい

暖かいお正月でした。 名誉院長です

近所の公園の片隅に、多数の丸い蕾と花をつけている木を見つけました。蕾と花の付き方は梅のように見えますが、花は黄色です。単純に黄梅がこの暖かさでもう咲いたのかとうれしくなって、近づいてみました。

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しかし、梅とはまた違ういい香りがします。

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花弁は光沢があり半透明の黄色で、蝋細工ようにも見えます。

蝋梅です。

ウィキペディアによると、バラ科のウメ、サクラとはと異なり、クスノキの仲間だそうです。早いものは1月から咲くとのことでした。花の少ない時期に咲くうれしい木です。

近所のおばあさんも「いつもお正月過ぎに咲くよ。いいにおいでねぇ」とのことでした。

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栽培は簡単でどこでも育つと書いてあり、もう一度行っていくつか実をもらってきました。

中には五つの種が入っていました。

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謹賀新年

あけましておめでとうございます。名古屋は良く晴れて穏やかな元日です。

お正月は家族が集まる良い機会。ワイワイと賑やかで、料理もついついすすみがち。

酒好きならお酒もすすみますね。

日本古来の伝統的な酒というと日本酒が思い浮かびますが、日本の酒作りの歴史はもっと古くかあらあったようです。

縄文時代の集落跡である、青森県の三内丸山遺跡ではニワトコ、サルナシ、クワ、キイチゴなどを発酵させた酒を作っていた跡が発見されています。

稲作が伝わる前の時代ですから、日本最古の酒作りは日本酒ではなく、ワインだったということになるでしょうか。

古代人もわざわざ作った酒。「百薬の長」ともうたわれますが、ほどほどに留めることが大事です。

気力・体力を充電してまた1年。

2016年が皆さんにとってもよい1年となりますように。

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