8月15日名古屋市東区の建中寺では送り火が行われていました。
盂蘭盆会の最終日に行われる精霊送りの行事。
京都の夏の風物詩として有名な大文字送り火は毎年16日に行われていますね。
そろそろお盆休みも終わり。通常の仕事が始まる方も多いかと思います。
残暑も厳しいなか、長期休暇あけの脳を仕事モードに切り替えるのはなかなか億劫なもの。まずは生活リズムを整えて普段の生活に復帰しましょう。
うれしいことが重なったり、忙しくなったりすると「盆と正月が一緒に来たようだ」と言ったりします。日本ではお盆は正月と並ぶ年中行事。祖先の霊を呼び寄せ供養する行事として広く全国で行われていますが、久しぶりに親族で集まったりする大事な機会でもありますね。お盆休みを楽しみにしていたのは現代人だけではなく、ほとんど休みのなかった江戸時代の商家の奉公人はお正月とお盆には休みをとって実家に帰ることが許されていたので非常に楽しみにしていたそうです。
本日14日はふるさとや行楽地から戻るUターンラッシュも高速道路でピークを迎えているようです。皆さま事故には気を付けてください。
なお当院はお盆休みはなく通常診療を続けております。
先週行われた岡崎の花火。花火もまた夏の風物詩ですね。
夜間も暑い日が続きます。
先週実家の庭で月下美人が開花しました。
一夜だけ華麗な花を咲かせることで知られる月下美人。
もともとはメキシコのうっそうと茂ったジャングルの中で暮らしているサボテンの仲間。一晩だけの儚い花ですが、非常に強い甘い香りを放ちます。
甘い香りは、本来は花粉を運んでくれるコウモリを引き寄せるためです。
夜に花を咲かせるのは、競争相手の多い日中を避けて夜行性のコウモリにターゲットを絞って効率よく花粉を運んでもらうため。意外にしたたかな誘致戦略ですね。
撮影は0時過ぎ。結構頑丈な作りの花ですが、やはり翌朝にはしぼんでしまいました。儚いようにみえて、一晩に誘致の勝負をかける、なかなか思い切りのよい植物です。
7月7日。今日は七夕です。
日中は30℃超える厳しい暑さとなりました。
このところ熱中症の症状で当院を受診される方がポツポツ増えてきています。
熱中症の代表的な初期症状のひとつにめまいや立ちくらみがあります。
からだは暑さのために体温が上昇すると、熱を逃がして体温を下げるため皮膚の血管を広げて対応します。結果として全身を流れる血液量が減るため血圧が下がり、脳への血流が低下することによりめまいや立ちくらみ、時に意識消失などを生じます。
初期対応としてはクーラーの効いた屋内か日陰の涼しい場所へ移動して、衣服を緩めて風通しを良くし、水分や塩分を補給することで多くの場合は改善しますが、意識がもうろうとしていたり、水分が自力でとれないような状況であればすぐに医療機関を受診する必要があります。
またバランスのよい食事やしっかりとした睡眠も熱中症にかかりにくい体づくりにつながります。しっかり対策して本格的な夏に備えましょう。
名古屋市北区の多奈波太(たなばた)神社
織姫を祭る神社です。今日通りかかると茅の輪くぐりの準備がされていました。
今日は3連休の3日目。5月5日は五節句の1つである端午の節句です。
奈良時代には定着し愛されている年中行事で、平安時代中期の随筆「枕草子」の中で清少納言は「節句の中でも端午の節句に及ぶ月はない」と述べ、菖蒲や蓬の香りを楽しんだりする様子を書き残しています。菖蒲も蓬も邪気をはらう薬草とされており、軒先につるしたりして無病息災を祈りました。現代でも5月5日に菖蒲湯に入る風習が残っていますね。
鎌倉時代に入り武家社会になると同じ読みの「菖蒲」と「尚武」をかけて鎧兜、五月人形を室内に飾り、勇ましい男の子の成長を祈る行事に変化しました。
端午の節句の定番の鯉のぼりの誕生は比較的新しく江戸時代。龍門という急流を登り切った鯉が龍になったという中国の伝説「鯉の滝登り」にちなんで立身出世の願いが込められるようになりました。こちらは武家ではなく江戸の町人から始まった風習だそうです。
なかなか自分で鯉のぼりはあげられないので、近場のノリタケの森の空で泳いでいる鯉のぼりを鑑賞して端午の節句気分。
大型連休中は行楽地はどこも人で混んでいるので、歴史探訪と運動を兼ねて安土城を訪れました。非常にメジャーなお城ですが大型連休中でも、まず待ち時間が発生するほどの行列ができたりすることはありません。山城なので探索はちょっとしたハイキングになります。運動量が物足りない方はすぐ隣が六角氏の観音寺城で、こちらも戦国時代最大級の規模の山城なのでハイキングに追加すると運動強度を調整できます。
近世城郭の先駆けといわれる信長の城ですが、本能寺の変後に焼失し現在残っているのは天守台、主要廓の石垣。写真向かって左は羽柴秀吉屋敷跡、右が前田利家屋敷跡と伝わっています。お隣同士ですね。
黒金門跡 ここから先が本丸です
天守台礎石群 この上に5層7階の巨大天守がそびえていました
安土城以降、天守建築が大流行しますが、天守に住んでいたのは信長だけです。
麓では田植えが始まっており、水の入った田では蛙も熱唱。非常なのどかな光景でした。
連休で気力も充電。明日6日は通常通り診療を行います。山城巡りは、負荷を少しかけて有酸素運動を行うことができます。医師より運動習慣をもつよう言われている方は取り入れてみてもよいかもしれません。これからの時期は外出時の水分補給は忘れずに。
ゴールデンウイークに入っています。
お休みで行楽地などに出かけられる方も多いと思います。
日中は随分気温が上がるようになり、汗ばむような陽気となる日も増えてきました。
まだ暑さに体が慣れていない時期でもあり、熱中症の発生には警戒が必要です。
お出かけの際にはこまめに水分をとるなど、意識して対応するようにしましょう。
また、明日5月1日は大気の状態が不安定になる地域が多いようです。
真っ黒な雲や急に冷たい風が吹いてきたら、積乱雲の接近のサイン。突風や落雷、強い雨には要注意。
「寄らば大樹の陰」という言葉がありますが、残念ながら雷対策としては有効ではありません。落雷による死因の第2位は木の下の雨宿り。木への落雷による側撃雷の危険性が高い位置のためです。可能であれば建物や車の中に避難するようにしましょう。
今日訪れた岡崎城の藤棚。立派な藤が見頃です。
大勢のクマバチがせっせと蜜を集めていました。羽音は強烈ですが、おとなしいハチなので人間を刺すことはまずありません。藤の見物にやってきている大勢の人間にも全く関心がない様子で花から花へと飛び交っていました。ずんぐりむっくりの体に小さな羽のこのハチは、昔から「航空力学的に飛べないはずの形態なのに飛んでいる」ということで科学者に興味をもたれてきていた昆虫でもあり、「彼らは飛べると信じているから飛べるのだ」とまで言われてきたことでも有名。なお現在では空気の粘度を考慮することで科学的に飛べることが証明されています。
さてゴールデンウィーク期間中の当院の診療は暦通りです。
5月1日、2日、6日は通常通りの診療を行っております。
連休で気分転換もしたところで、明日からの業務に臨みます。
今日の名古屋は花の雨。花が散り始めた桜にはチラホラ青葉も見え始めています。
先週末の晴れ間を利用して、ウォーキングがてらに桜巡り。
岩倉の五条川。桜吹雪と川を流れる花も風情あり。
犬山城と桜。本丸の背後を木曽川で守る「後堅固の城」です。
〆は地元、名古屋城。5重の巨大天守に金の鯱で有名ですが、江戸期の尾張藩は財政難のため3度にわたって鯱の金を利用。金板を改鋳して、その毎に金の純度が下がっていきました。シンボルだけど背に腹は代えられなかったのですね。
岩倉、犬山、名古屋と花見のハシゴで、しっかり運動不足解消。
新年度が始まり、職場や学校など環境が変化している方も多いと思います。環境変化は脳にストレスがかかります。きちんと食事をとって、睡眠時間もしっかりとる。適度な運動も取り入れて、生活リズムを整えるようにしましょう。
暖かい日が続きます。春の陽気に街の桜も開花が進んでいます。
診療の合間にランニングのついでに訪れた鶴舞公園も桜が満開。平日の昼ですが花見客でいっぱいでした。
夜桜も風流ですが昼と夜の気温差の大きい時期なので、体温調整のできる服装が必要です。
全国的に今日から週末にかけて天気は下り坂。今日以降は花見もなかなか大変かもしれませんが。
先週末、一足先に春を感じようと奈良をおとずれました。
氷室神社のしだれ桜
興福寺、東大寺、春日大社…と歩き回り、法隆寺に到達した時には閉門間際に。
東大寺大仏と夕暮れの法隆寺
1日テクテク歩いて歩数は3万歩超え。
3万歩というと、よく歩いたなと感じますが、江戸時代の庶民が1日あたり平均3万歩程度歩いていたと推定されていますので、現代人がいかに歩かなくなったかが分かります。
「ウォーキング」なるものが人類史に登場したのは、ごくごく最近のことなのですね。
暖かくなるこれからの時期、運動習慣を始めるのには非常に良い気候です。
高血圧、糖尿病、高脂血症などで有酸素運動を勧められている方は、まずは散策から始めてみるのはどうでしょうか。
春日大社の灯篭