採用面接

昨日はクリニックの採用面接でした。

うだるような炎天下の中、面接のために足を運んでくださった皆さま、ありがとうございました。

限られた時間の中で過不足なく自分の思いを伝えきるのはなかなか難しいですね。

面接でよく聞かれる長所と短所にしても、2つは表裏一体。ある局面での長所は、また違った局面では短所として働くものでもありましょう。今回は質問する側でしたが「自分が聞かれたら、どう答えるかなぁ」と考えながら面接に参加していました。「正しい答え」というのはありませんしね。

本来複雑な人間のうちの一面を、わずかな時間垣間見て、それで全体をある程度見たことにする(するしかない)「面接」はかなり大変な、そして考えてみればとんでもないことでもあります。

「働かないアリに意義がある」という進化生物学者の長谷川英祐さんの著書があります。社会の維持に「働かないアリ」の存在が不可欠であることを示した興味深い内容。全員が一斉に働くシステムだと、全員同じくらい働いて、全員同時に疲れて果て、誰も働けない時間が生じてしまうのでコロニーの維持に重大なダメージを与えてしまうというもの。

組織の維持に余力が大事。

・・・とはいえ、まだ立ち上がってすらいないクリニック。

余力は残念ながらなく、少数のスタッフが全員で頑張って立ち上げていくしかありません。

社会にとって意義のある存在になり得るのか。ここからが正念場です。

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