真田丸

火坂雅史さんの「真田三代」を古本屋で見かけました。

昨年の夏の休暇で真田家の上田城跡を訪れたこと、作者が今年2月に逝去されたと報道されていたことなども思い出し購入し読み始めました。火坂作品のうち「天地人」はNHKの大河ドラマの原作にもなっています。

そういえば来年の大河ドラマは「真田丸」となったはず。真田信繁(真田幸村)が主人公となりますね。なお幸村という名は軍記物や講談で一般的になった名で、本人は信繁と名乗っています。もっとも江戸期、あまりにも「幸村」の名が有名になったので、松代藩(兄信之の子孫)の正史でも幸村の名を採用しています。

「幸村」なのか「信繁」なのかは江戸幕府も興味をもったようで、死後200年たってから松代藩にわざわざ確認しています。結論としては「信繁」と考えているが、大坂城入場後に「幸村」と名乗ったという返答だったようですが。

青年のイメージをもたれることも多い幸村ですが、大阪夏の陣で戦ったときには49歳。過酷な九度山での配流生活のためか、歯も抜け、白髪の状態だったようです。ただし大坂夏の陣 天王寺の戦いで家康めがけて突撃を敢行し、15000の大軍を突破し本陣に突入、徳川勢を総崩れにしたのは史実。逃走する家康は自害を覚悟したとも伝わります。

「真田三代」は読み始めたばかりで夏の陣はまだまだ。大河ドラマの方はどう描かれるのでしょう。個人的には夏の陣ではやはり197cm 160kg の大巨人、リアル秀頼が一番見たいのですが。当時のスペイン人の宣教師には「動くのもままならない」とまで書かれている方なのでアクションはできないことになりますけど。

大坂城の真田丸には到底及びませんが、われわれの「城」はついに来週壁が立ちます。 どうなるか楽しみです。

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です