三種の神器

開業3日目も無事終了。

CTの稼働もはじまり、診断に威力を発揮していますが、日常の診療を支える3つの装備を紹介します。これらが「常勤」とすれば、CTは「非常勤」です。

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まずその1、左のクリーム色の器械が「遠心機」です。体は小さいですが終日グルグル回り続ける頑張り屋です。患者さんからとった尿をこの器械にかけて5分ほど回すと液体成分と固体成分に分かれます。この固体成分に赤血球や白血球、細菌、円柱(腎臓の病気があると出ることがあります)などが含まれるので、右側の「顕微鏡」で観察して評価しています。いずれも泌尿器科の診療には欠かせません。

上の2つは基本的には患者さんを診察する前に使うものですが、診察室で一番使用する器械は下の「エコー」でしょう。超音波で腎臓や膀胱、前立腺などを観察します。内科領域では肝臓や胆嚢の観察にも威力を発揮。超音波検査用のゼリーを塗って器械を体に当てるだけなので、苦痛や身体への悪影響もないのも利点です。

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①遠心機、②顕微鏡 ③エコー

どれが欠けても、泌尿器診療が成立しない、いわば泌尿器科三種の神器といったところでしょうか。

さて、開業してはじめての週末。休養を取るべきときはしっかり休んで、また週明けに備えることにしましょう。

みなさんも良い週末になりますように。

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