ゴールデンウィーク期間に入っています。
5月1日、2日はゴールデンウィークの間の平日とあって、普段なかなか受診できない方も多く来院されました。今年に入って梅毒と診断される患者さんが増えてきており、この2日間も複数疑われる方の受診がありました。梅毒は梅毒トレポネーマという病原体により引き起こされる感染症で、性器などにしこりができたり、痛みもかゆみもない皮疹が全身にでたりして受診される方が多いです。放置すると心臓や血管、脳などに病変が生じ、生命にもかかわる危険な性感染症です。「偽装の達人」との異名ももつ疾患で、比較的見慣れているはずの泌尿器科専門医であっても他の病気との区別が意外に難しいのも特徴。皮疹ひとつとっても平らだったり、少し盛りあがっていたり、全身だったり、体の一部だったりと多彩な症状を示します。早期発見・治療が大事な疾患ですので、ご心配な症状があれば、まずはご相談いただければと思います。
またゴールデンウィーク明け、来週の後半からコロナワクチン接種の再開を予定しています。安全に接種ができるよう準備を進めます。
ゴールデンウィークも後半に入ります。皆さまよい休日をお過ごし下さい。
5月6日は平常通り診察を行います。