台風18号が東海地方に接近しています。
本日は開業に向けてのスタッフトレーニングの初日となる予定でしたが、急遽中止となりました。今の上飯田は雨は降ったりやんだり。所々局地的に豪雨になっているようです。皆さまご注意ください。
家具の搬入は予定通り行う予定。搬入時には雨・風落ち着いていて欲しいところです。
スッキリしない天気が続きますが、開業の準備の合間を縫って先週末は愛媛に旅ランに。名目は減量目的のランニングですが、史跡巡りがしたいだけかも。名物食べ歩く(走る)ので体重減ったためしがありません・・
最初晴天でしたが、次第に小雨がぱらつくように。幸い大雨にはならず快適に走れました。
まず松山城。賤ヶ岳の合戦で有名な7本槍の一人、加藤嘉明が築いた平山城。日本で12か所しか残っていない「現存12天守」のうちの一つです。櫓、高石垣、石落としなどを多数備えた実戦仕様。外装は「豊臣系」なので黒塗りです。
「賤ヶ岳7本槍」の言葉は有名ですが、7本槍すべて言える人はよっぽどの日本史好き。加藤清正、福島正則、加藤嘉明、片桐且元あたりは歴史ドラマなどでも常連なので知名度ありますが、例えば平野長泰などは大名にすらなれず豊臣家でも不遇で地味。
7本槍の中で唯一、大阪の陣で豊臣方に合流しようとした律儀な人物ですが(家康に江戸に留め置かれ結局は合流できなかった)、逆に徳川家に評価され地味な平野家はなぜか明治維新まで続くことになります。メジャーの加藤家、福島家などが警戒されて取り潰されてしまったことを考えると歴史は皮肉ですね。因みにこの平野長泰を主人公として司馬遼太郎が短編を書いています(権平五千石)。もっともこの小説では律儀者としてではなく、自分を非凡に見せようとして勝ち目のない豊臣方への与力を家康に宣言しにいき、子供のように扱われるというように、ちょっと皮肉っぽく描かれているので、折角の主演ですが長泰としてはうれしくないかも。
さらに走っていくと湯築城跡が見えてきました。伊予国守護の河野氏の城ですが長曾我部元親に攻められたり、豊臣秀吉の命をうけた小早川隆景に攻められたりと苦難続き。堀、土塁などの遺構がよく残っています。
すぐ近くには道後温泉があり、ここでひと風呂浴びてスッキリ。でもこの後も走ることになったので、すぐに汗だくで元通りになってしまいましたが。
少し欲張って宇和島の宇和島城に。建築は築城名人の藤堂高虎。伊達政宗の庶長子伊達秀宗が入城して以来伊達家の居城となりました。本来海城ですが、今は周囲が埋め立てられています。これまた現存12天守の一つ。優美な天守です。天守からみるリアス式の宇和島の海もきれい。強行日程でしたが良い気分転換になりました。
ふと外を見ると風が強まり、クリニック前のカラーコーンが倒されました。
無事に家具搬入できるかな。