3月5日。今日は二十四節季のひとつ「啓蟄」です。
冬眠していた虫が地面から這い出てくる頃という意味ですね。
穏やかに晴れ、春らしい一日となりました。
名古屋市農業センターのしだれ梅。今日は七分咲きとのことでしたが見応えあり。
春を告げる花。福寿草。
菜の花は満開。ハチがせっせと蜜を集めていました。
春の訪れを感じてリフレッシュ。
仕事の能率を上げるためにも気分転換も時には大事ですね。
暖かくなったり寒くなったりと、目まぐるしく入れ替わる日が続きます。
今日は名古屋も北風が冷たく、寒い一日となりました。
インフルエンザ流行のピークは越えた印象ですが、体調崩して来院される方はまだまだ多くく、体調管理は気を付けるようにしましょう。
うたた寝する東山動物園のコビトカバ。風邪予防のためには十分な休養が必要です。
人込みも可能なら避けましょう。鳥インフルエンザ対策でペンギンは網で隔離中。
人込みから帰宅したときは手洗い、うがいを。不織布マスクはある程度は飛沫等を防ぐ効果があります。
早咲きの梅は咲き始めており、本格的な春はもうすぐ。
梅の開花はうれしいけど、スギ花粉が飛び始めているようです。スギ花粉症の方は早めに対策を。
今日は節分。
明日からは暦の上では春ですね。
今日の名古屋は穏やかな晴天。日差しも強くなってきている印象で、春到来と言いたいところですが、まだまだ寒くなる日も続くようです。1日の中の寒暖の差も大きくなる時期なので体調管理には注意しましょう。
インフルエンザも全国で猛威を振るっています。
国立感染症研究所の報告によると、1月23日から1月29日にインフルエンザで全国の医療機関を受診した患者の推計が201万人(前週比+40万人)。今年はじめて200万人を超えています。例年インフルエンザのピークは1月下旬から2月上旬ですので、ますます厳重な警戒が必要です。外出後は手洗い・うがいなど、しっかり感染対策をするようにしましょう。
例によって当院の鬼たちはぬくぬくと部屋の中。節分モードで鬼に鬼のお面
世間では豆をぶつけられ、外に追い出される日ですね。
「いざ鎌倉!」ということで2週ほど前に日帰りで行った鎌倉の大仏。
鎌倉の仏像の中で、唯一国宝に指定されています。途中で小田原城、江の島と寄っていくと、大仏到着は閉門時間ギリギリ。この後、鶴岡八幡宮に到達した頃にはすっかり日没に。
ちょっと遅めの初詣でしたが、今年が良い年であるようお願いしてまいりました。
あけましておめでとうございます。名古屋はよく晴れ、おだやかな元旦を迎えました。
お正月はご家族、親戚などが一堂に会する良い機会。会話が弾むのは良いことですが、料理やお酒がついついすすみ、その反面運動不足になりがちです。医師などから健康上の注意を受けている方々は節制も意識するようにしましょう。
言っている私自体が例年、お正月明けに体重が増えてしまい減らすのに困っているわけですが。
外に出てみると街には正月かざり。
尾張藩2代目徳川光友の隠居所の跡にある徳川園の黒門前には立派な門松がありました。
尾張徳川家の金城温古緑に基づいているそうです。
竹の先端の形態は斜めに切った「そぎ」。
案内板では「そぎ」は徳川家康が始めたものとの紹介されています。
「三方ケ原の戦い」での大敗北の後、相手の武田家に対して「次は切る」の意を込めたものだとか。今ではおなじみの形態になっていますね。なお先端を水平にきったものは「寸胴」と呼ばれるようです。
尾張徳川つながりで昨日大晦日の建中寺鐘楼。除夜の鐘が響いていました。
罪障消滅となったかな
2017年が皆さまにとってよい1年になりますように。
12月21日。今日は一年でもっとも日の短い冬至です。
太陽の位置が一番低い日のはずなのに、今日は異例のポカポカ陽気でした。
明日以降日が長くなっていくわけですが、冷え込みが強くなってくるのは、まだまだこれから。体調管理には気を付けましょう。
寒くなるこの時期流行するのがウイルス感染。国内ではウイルス性腸炎の原因微生物のひとつであるノロウイルス感染の広がりが報告されています。ウイルスの遺伝子に変化がおきて、感染の危険性が高まっている可能性が指摘されており警戒が必要です。感染の流行をうけて、しばしば店頭などで「ノロウイルス感染対策」としてアルコール性の消毒薬がおかれているのを目にしますが、ノロウイルスにはアルコール消毒は効果がありません。次亜塩素酸は効果がありますが手などには使うことができませんので、自分達ができる予防策としては手洗いをしっかりすることになります。チョコチョコと水洗いするだけでは十分にウイルスを落とすことができませんので、石鹸をつかってしっかり洗うようにしましょう。
江戸時代ごろより日本では冬至の日に柚子をうかべた湯船に入る習慣が伝わっています。冬至と湯治の語呂合わせで、無病息災なら融通が利く(柚子が利く)といったような言葉遊びのような起源だという説もあるようですが、皮の芳香油が湯冷めを防ぐというような作用は報告されているようです。「冬至の日に柚子湯に入ると風邪をひかない」という言葉には、医学的根拠はともかく、風邪などが猛威を振るうこの時期になんとか体調を崩さないようにと願う先人達の願いが込められているような気がします。
柚子のいい香りがしています。今年の診療は12月29日までです。
秋も深まり、クリニックではインフルエンザワクチンの接種が進んでいます。
全国的にインフルエンザの感染が広がりつつあるようです。
国立感染研究所の発表では今月13日までの1週間で全国の医療機関から報告のあったインフルエンザ患者の数は1医療機関あたり0.84人。全国的な流行開始の目安が「1人」とされているので、流行入りが迫っている模様です。厚生労働省は早めのワクチン接種を呼び掛けています。接種を考えている方はお早めに。
白鳥庭園の雪吊り。冬にむけての準備が進んでいます。
名古屋の紅葉は色づき始め。この時期の赤、青のグラデーション紅葉も風情あります。
平地では今月下旬から来月上旬が紅葉のピークの予想。
食欲の秋でついつい食べ過ぎてしまうこの時期、運動不足解消をかねてウォーキング+紅葉鑑賞はいかがでしょう。帰宅後の手洗い、うがいも忘れずに。
11月7日。今日は立冬です。
暦の上では冬ですが、名古屋では紅葉はまだこれから。
一足先に深まる秋を体感しようということで週末長野に日帰りで遠征に。
徳川軍を2度にわたり撃退した真田一族ゆかりの城。上田城。千曲川の分流の河岸段丘上に築かれた城です。
ここまでくると松代城(築城当初は海津城と呼ばれ川中島合戦の舞台)、小諸城(山本勘助による縄張りと伝わる)にも寄りたくなりますが、日帰りの強行軍なので我慢我慢・・・
かわりに善光寺へ。
見頃の紅葉と善光寺鐘楼
秋を満喫して帰路につきました。
これから12月にかけて順次平野でも紅葉が見頃になっていきます。
紅葉を観に外出される方も多いかと思いますが、インフルエンザをはじめとするウイルス感染が流行してくる時期でもあります。帰宅時のうがい、石鹸を使った手洗いなどの予防をしっかりするようにしましょう。感染力の強いインフルエンザに対してはワクチン接種も有効な対抗手段です。
厚生省の報告によると、インフルエンザの1週あたりの患者報告数が昨年の同時期の4.7倍になっているとのこと。
例年よりも早めに流行が始まる可能性もあり、ワクチン接種を考えている方はお早めに。
朝晩しっかり冷え込むようになりました。
クリニックでも今日から待合室に暖房が入り、床暖房も稼働を開始しています。
さて今日は10月31日。ハロウィンです。
最近ハロウィン文化は日本にも十分浸透した模様。店頭、街中のいたるところでハロウィンのディスプレー。もっとも古代ケルト人にとっての死者の魂や魔物などが現れる日・・といったような宗教的な意味合いは薄れて、楽しいイベントとなってはいますが。
クリニック内のハロウィンは和洋折衷
秋が深まるにつれ、風邪でクリニック受診する患者さんが増えてきています。
インフルエンザをはじめとするウイルス感染のシーズンが接近中。
手洗い、うがいなど感染予防にも気を配るようにしましょう。
日中は季節外れのうっすら汗ばむ陽気、朝晩は秋の冷え込みと寒暖差の大きい日が続きます。体調崩して来院される方が増えており、皆さま体調管理には気をつけて下さい。
だんだん寒くなってくると、流行り始めるものの一つにインフルエンザがあります。
クリニックではインフルエンザの予防接種を開始しています。
通常の風邪と比較して全身症状が強く、高齢者や慢性疾患のある患者さんでは気管支炎や肺炎を合併して重症化しやすいという特徴があるので警戒が必要な疾患です。
インフルエンザの病原体はインフルエンザウイルス。我々の細胞内のタンパク合成工場であるリボソームを乗っ取ってウイルスの遺伝情報だけを専門的に読みとらせて、細胞に全力でウイルス遺伝子とその構造蛋白を製造させます。ウイルスに乗っ取られた細胞は本来の職務の蛋白合成を放棄しウイルスづくりに専念。24〜48時間で細胞あたり10の6〜10乗というウイルス粒子を生産すると言われていますので、その製造速度は脅威的。
大変迷惑なウイルス感染ですが、我々ヒトの全遺伝子情報の8%がウイルス由来と言われており、生命の進化の歴史とウイルス感染は密接な関連があります。染色体に潜り込んで居候しているウイルス(今では遺伝情報と化していますが)の中には単にブラブラしているだけではなく、胎盤形成に関与したり、レトロウイルス感染への防御に働いたりと重要な役割を担っているものもいます。
生命進化に不可欠なウイルス感染・・・とは言え、敵対的なインフルエンザウイルスに感謝する気にはなれませんね。ワクチン接種はインフルエンザ重症化の危険性を軽減する有効な手段。効果発現には接種から2週程度かかり、効果持は成人の場合5カ月程度とされています。
大流行の前に早めに接種をするようにしましょう。
秋の花コスモス。東山植物園にて
クリニックの植え込みにも秋の気配。金木犀が咲き始め、よい香りがしています
朝夕随分冷え込むようになりました。
風邪など体調を崩して来院される患者さんも増えてきています。
体温調節のできる衣服の工夫、帰宅時の手洗いうがいなど体調管理に注意が必要です。
10月で当院は開院1周年を迎えました。2020名を超える新規の患者さんが来院されましたが、地域医療のニーズは様々。健康上の問題が泌尿器科や内科といった枠組みを超えていることもしばしばで、専門領域について最新の知見をアップデートしていくだけでなく、他領域についても幅広く押さえていく努力が欠かせません。ホームページで掲げるように「何でも相談できる総合的な診療所」を目指している当院としては、なお一層の研鑽に努めてまいります。
さて日頃の診療で、生活習慣病対策として適度な運動、適正な食事をせっせと勧めている訳ですが、医者ほど不養生な職業はないと言われる通りで、どうも腰回りが成長してきました。先日の体育の日は爽やかな秋晴れ。適度な運動をということで彦根で史跡巡りをしてまいりました。彦根といえば国宝の彦根城。近郊の城から門や櫓、部材を移築して作られた「リサイクル城」としても知られています。
羽柴秀吉築城の長浜城大手門を移築したと伝わる天秤櫓
左右で石垣の積み方が違っており、右側が築城当時の牛蒡積。左側は江戸期の改修による落し積です。
大津城天守を移築したと伝わる天守
浅井長政の居城で知られる小谷城天守を移築したと伝わる西の丸三重櫓。
リサイクルによるコストカットは今も昔も変わりませんね。
国宝の彦根城が注目を集めますが、JR線を挟んで石成三成居城の佐和山城跡があります。
佐和山城本丸跡から望む琵琶湖と彦根城。佐和山城跡には構造物はほとんど残っていませんが、ハイキングにはピッタリ。良い運動になります。
こちらは今夜の名古屋城清州櫓と月。この櫓も清州城の天守移築という言い伝えがありましたが、調査の結果否定されています。秋の虫鳴き声が響く中の櫓と月は風情があります。
秋は運動習慣を始めるのには良い季節です。まずは散策からどうでしょうか。