クリスマス休戦

本日12月25日はクリスマス

 
事務仕事も一時休戦と行きたいところですが、残念ながら課題山積。書類などの退治に励むいつもと同じ夜が過ぎていきます。

 
クリスマス休戦といえば、第一次世界大戦時の1914年12月24日にドイツ軍、イギリス・フランス軍との最前線で偶然に生まれた1日だけの休戦が有名。双方の兵士がサッカーをしたり、ワインを飲んだりする奇跡的な平和が1日だけ生まれました。

 
実は日本でも戦国時代にクリスマス休戦が行われた記録が残っています。1566年堺近郊で対峙していた松永久秀軍と三好三人衆(三好長逸、三好政康、岩成友通)に対して、宣教師ルイス・フロイスがクリスマスのミサの開催を呼びかけ、双方の軍から信者が参加したので、当日の戦闘がなくなったというもの。

 
もっともこちらのクリスマス休戦は人道的な配慮というよりは、旗色が悪く、休戦提案が渡りに船だった事情もあるようですが。

 

当事者の一方、松永久秀と言えば、第六天魔王を自称する織田信長から「常人では一つとして成せないことを三つもなした男」と激賞されたほどの人物。

 
一つ目、主家である三好家に対する暗殺
二つ目、室町幕府将軍、足利義輝の暗殺
三つ目、奈良の東大寺大仏の焼き討ち

 
全部悪事です。

 
信長に対して二度も謀反を起こし、二度目は降伏を拒否して名物「平蜘蛛茶釜」に火薬を詰めて木端微塵となる前代未聞の最期を遂げたという逸話が残ります。「信長公記」などでは爆破ではなく炎上の記録ですが、歴史ドラマなどではここは見せ場。いつも信貴山城もろとも派手に爆発するのがお約束です。
波乱万丈だけど絶対にNHKの大河ドラマの主人公にはならないだろうな。

 

さてクリニックの業務の方は一時休戦とはならず。
今年の診療も残すところあと2日。気をひきしめて業務に臨みます。

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