名誉院長です。
師走も半ばまで来てしまいました。週末に名古屋駅前で会合があり、ひさびさに街の様子を見ようと地上を歩いてみました。
急に寒くなってきて、行き交う人々は厳重な冬装束。ダウンコートのおじさん、ぐるぐる巻きマフラーの女子高生、サンタクロースの衣装でしょうか赤と白の服をバッグからのぞかせているOL。寒いせいか、気がせくのか、都会の若者は足が速いのか、みなさんサカサカ私を追い抜いていくか、面倒くさそうに体をかわしてすれ違っていきます。
その中で、決して日当たりがいいわけではないビルの北側に、桜の木が北風に身を震わせながら花をつけていました。
初春に梅が一輪咲いているのを見ると、嬉しくて、嬉しくて、写真を何枚も撮ったり、みんなに知らせたり・・・。そしてあくる日も見に行ったり。心の中は寒さの中で咲いた花に対する感謝といたわりの心でいっぱい。
師走の桜。健気なその姿に若干の驚きはありますが何故か心は踊りません。「もっと暖かいときに咲けばよいのに・・・」撮った写真は1枚だけ。
自分の勝手な都合だけで、こんな大きな落差。申し訳ない。