酒蔵開き

名誉院長です

創業が江戸時代という尾張の小さな古い酒蔵の「蔵開き」に行ってきました。

蔵に入ると、好みのぐい呑みを一つ選んで、いきなり試飲の始まりです。大変香りもよくおいしい酒です。「これは辛口だ」「うん、ガツンと来るね」だとかなんとか。つまみも用意されていて「・・・・・・」(言うことなし)

やがて、酒蔵の社長さんの酒とか蔵の説明が始まりした。本来は社長さんの説明の後、「試飲会」だそうです。ぐい飲みを握りしめて、お話を伺います。蔵は江戸時代のもので、薄暗く、むき出しの梁や柱にはこの蔵の主のような酵母がたくさん住んでいて、ここで作られる酒の味の特徴が決まってくるのだそうです。

 

以前、伏見で「酒蔵めぐり」をしたことがあります。「昔の酒造り」の資料館にあった道具がここではそのまま使われているような気がします。タンクは金属でしたが。

社長さんのお話が終わると、もう一度、今度は本当の試飲会です

ほろ酔い気分で外の風に吹かれようと、蔵の中庭に出ると、造りのりっぱな母屋。

倒れそうな小屋

 懐かしい外便所

そしてタンクの間には家族の洗濯物が

また蔵に戻って第三次試飲大会に突入。つまみは地元でとれて、酒蔵の奥さんが炊いた小魚の甘露煮。私には懐かしい「おふくろの味」でした。私の祖母はこの付近の出身です。

おばあさんが石油ストーブの上で作っている、濃厚な甘酒もいただきました。

家族でやっている、手作り感いっぱいの親しみある酒蔵開きでした。

そしておいしいお酒でした。

冬の淡い夕陽を浴びながら、背の重い荷物を楽しみに、心も体も暖まって帰途につきました。

お土産は皆が喜びそうな生原酒の濁り酒。私はこのために大き目のリュックを背負って行きました。

 

 

そして孫たちには、甘酒用の酒かす・・これは親から止められるかもしれませんね。

 

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