3月31日
基礎工事が進んでいます。鉄筋の床のようなものを張り、断熱材を敷き、一部に床暖房のパイプを入れています。実に頑丈そうです。東日本大震災以降、基礎の基準が変わったとのことです。
敷地に開院予定と、職員さん募集の看板を建てたことは前に書きましたが、患者さんと職員応募の問い合わせがそれぞれありました。まだまだ先なのですが、関心を持っていただいている人がいることがわかり大変うれしく思いました。ありがとうございます。がんばります。
3月29日
所要があり昨日から東京に行っていました。昨日は風もなく、ぼんやり暖かい日なので、あきらめていたのですが、トンネルを抜けると富士山がくっきり見えました。急いでカメラを取り出しました。見えたのはあっという間。その美しい山容は何度見ても見飽きることがありません。
到着したホテルの大名屋敷そのままの庭園は、桜まつり真っ最中。人もいっぱい出ていました、しかし、5から7分咲き。カメラも持ってきたのに「早かったか」と少しがっかり。今日の昼頃、所要を済ませて、庭を散策すると満開近く、美しく咲き誇っていました。しかし何か違和感。同道した同僚は「バックに青空がないから・・」確かに泣き出しそうな空と、雨を予感する妙に湿った風。でも違う。「花曇り」という言葉もあるし、雨に打たれる桜も風情がある。では一体何の違和感?写真を撮っていて気づきました。花のバックがビルヂングです(以前にも書きました。私は名古屋人)。桜の庭園はビル群の谷底にあるのです。
名古屋駅から少し遠回りになるけどタクシーに「水道道」を通ってもらいました。こちらも満開寸前。雨がポツリポツリ来ていましたが納得できる花見ができました。運転手さんも大喜びでした。
クリニックの近くで、三階橋から志賀橋にかけての堀川(黒川)端に桜が植えられていて毎年もったいないくらいの花を咲かせています。グーグルビューがちょうど何年か前の桜の時期に撮影されていて、見ることができます。明日は堀川でお花見です。
3月28日
昨日紹介したスギ薬局の向こう側にアオキスーパーがあります。これまで紹介した施設のうちでもっとも人の出入りが多い施設です。駐車場はあまり大きくありませんが、交通整理員が二人立って誘導しています。特筆すべきは自転車の数。結構広い自転車置き場にぎっしり駐輪しています。お客さんは老人が多く、昼間のスーパーでよく見かける乳幼児連れの若いお母さんはあまり見かけません。店内は全体にやや混雑した感じがしますが、とくにお総菜売り場の混雑が目立ちます。お昼近かったせいもあるかもしれませんが、人だかりがしているという表現の方があっています。近づいてみますが、なかなか商品には到達できません。中に紛れて観察しますと、献立はコンビニ弁当とは違い、量は少なめで煮物、焼き魚の単品が中心でした。お年寄りが最前列で、あれこれ手に持ってじっくり見定めて一つだけ買っていきます。もう亡くなりましたが、一人住まいしていた母が冷蔵庫にパックに入っているお総菜をいっぱいため込んでいたのを思い出しました。
3月27日
クリニックの裏側、背中合わせにローソン 北区上飯田南町があります。大通りに抜けられる、比較的交通量が多い道が交差する角地で、駐車場は広々。コンビニには最適地です。お客さんはコメダやスギ薬局に比べ、やはりもう少し若い人たちです。クリニックの前は広い道なのになぜか一方通行。大通りからクリニックへ自動車で来るには、このコンビニの角を曲わりこむ必要があります。よい目印になることでしょう。クリニックが出来上がるとこのコンビニの駐車場から建屋の裏側が丸見えになります。裏側も手を抜くことができません。
3月26日
クリニックの斜めむかいにスギ薬局上飯田店があります。ここはお客さんの数が多く、大変繁盛しています。元気なご老人たちがが手に手に紙おむつを持って歩いているのをよく見かけます。薬局の関係者に聞いた話では大人用紙おむつは主力商品とか。なるほど子供用は、多くは数年以内に不要となりますが、大人用は一旦必要となると、そんなわけにはいかないですね。実はスギ薬局さんの店舗はクリニックから見えない方が店舗の入り口、駐車場で、クリニック側からは店の背中側の壁が見えるだけです。「門前薬局」という言葉があります。クリニックの近くに店を出して、クリニックの院外処方箋を扱う薬局で、クリニックの患者数にその店の繁栄度が依存することが多いのですが、スギ薬局さんのお客さんの出入りの多さをみると、私たちが門前クリニックとなりそうです。
3月23日
厚労省は「コンビニの弁当などを対象に栄養のバランスがとれたものに「健康な食事」としてマークをつける制度について、4月からの導入を見送ることにしました。」との報道がありました。この制度は栄養価が一定の基準を満たしている弁当や総菜に「健康な食事」のマークを付けることができるものです。基準は、主食については炭水化物が40~70グラムで、玄米や麦の穀類が2割程度含まれていることとしていました。(以上 毎日新聞記事より)
このマークを認証するのはやはり天下り機関でしょうか。賢い役人が次の就職先を確保するのに、今売れているコンビニ弁当に目を付けたのかもしれません。
ところが、パブリックコメントや自民党の農林部会などで「米などの消費に影響がでかねない」といった意見が相次いだことから、厚労省は急遽、予定していた4月からの導入を見送ることを決め、基準などを見直すことにしました(毎日新聞)。
国民の健康に資することが少ないかもしれないから先送りした、役に立ちそうもないから、国民の金をかけてシステムを作ったが、先送りしたという理由ならまだしも、コメの消費量が減るから、という理由で先送りとはどういう意味でしょう。コメの生産者の保護が大切であり、農民票が重要と考える人たちが、役人の老後が重要だと考える人たちの力に勝ったのでしょう。では、この議論で国民の健康はどこへ行ってしまったのでしょう。
この国は本当に大丈夫でしょうか。
3月22日
昨日は、家内の実家のお墓参りに行って、遅くに帰ってきました。これは昨日ブログを書かなかった言い訳けです。家内の実家は山また山のその奥で、育つ頃は電気は水車発電、食料も味噌も醤油も自給自足の生活で、冬には川が凍ってしまい、停電となりランプ生活もしばしばだったとか。いまではそんなことはありませんが、やはりまだauは通じません。
お寺では3人の子供がかくれんぼ。子ども達の心がそうなのか澄んだ声で「もーいーかい」「もーいいよ」答えは私には聞こえますが、鬼には聞こえないのか、「もーいいかい」「もーいいよ」。うららかな優しい光の中で、こだまのように何度も何度も繰り返されます。・・この集落では、子どもはこの3人(兄妹)だけだそうです。
お寺の山門の際でいつもお地蔵さんが迎えてくれます。このお地蔵さん、もとは私が引き継いだ、とある家の薄暗い物置でほこりをかぶっていました。なぜこのお地蔵さんがそこにあったか、わかりません。家を守っていたのでしょうか、大切な家族の誰かが亡くなったのでしょうか。何年も前に和尚さんに相談して、お寺に置かせていただきました。物置で見つけた時よりもにこやかな表情に見えるような気がします。