鏡開き

1月11日。今日は鏡開きの日です。

もともとは室町時代頃から武家で1月20日に行われていた行事で、具足に備えた餅を雑煮などにいれて食べ「刃柄(はつか)」を祝うとされていたものだそうです。

報道などで鏡餅を木槌で割ったりするのを見ることがありますが、刃物で餅を切るのは切腹を連想させるため昔から避けられています。「割る」という言葉も縁起が悪いので「開く」という言葉が選ばれていますね。

江戸時代に入って、徳川家光が4月20日に亡くなったことから20日を忌日として避け、広く11日に行われるようになりました。

鏡開きを終えると、いよいよ正月気分も終了ですが、多忙な現代人は鏡開き前から仕事を始めている方が多いですね。我が家の鏡餅はパック包装の現代版。形態は変化しましたが、無病息災を祈願する気持ちは先人と変わりません。皆さまも1年平穏に過ごせますように。

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七草粥

1月7日。本日は人日の節句。

1年の無病息災を願って、七草粥を食べる日としても知られています。

春の七草は早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うとされてきたとか。

平安時代には始まっている習慣とされていますが、今のような七草粥が広まったのは江戸時代のようです。

春の七草とは、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、仏の座、すずな、すずしろ。

昔の人にとっては青菜の不足しがちな冬場のビタミンなどの栄養補給の効用もあったでしょうね。飽食気味の現代人にとっては正月のごちそうやお酒で弱った胃をいたわる効果も期待できるでしょうか。

七草粥を食べて、今年1年の無病息災を祈念。ただ今日は昼、夕をしっかり食べてしまっているので胃を休める方の効果は限定的な気はしますが…

松の内も今日までです。七草粥が出てくると、お正月気分もそろそろ終わり。

年が明けてからクリニックの受診も風邪、インフルエンザの患者さんが増えてきています。外出から帰ったら手洗い、うがいなど感染予防をしっかりしましょう。十分な休養も感染対策には重要です。

8日は北区休日診療所の当番です。ちょうど日付もかわり8日となりました。業務に備えて体を休めなくては。休養も仕事のうちですね。

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謹賀新年

あけましておめでとうございます。2018年が始まりました。名古屋は良く晴れ、おだやかな元旦となりました。「一年の計は元旦にあり」ともいわれ、物事を始めるにあたっては最初にきちんとした計画を立てることが大切ということが伝えられています。
元旦にたてる目標は壮大になりがちですが、目標や計画をしっかり掲げたらコツコツ努力を継続していくことが重要。まずはスモールステップで達成できる目標を立てるのが現実的でしょうか。当院も地道に地域の医療の要請に応えられるよう改善を重ねてまいります。
皆さんにとってもよい1年となりますように。
大晦日に初詣の準備が進む山梨県甲府の武田神社にて。神社は戦国大名武田信玄の本拠である躑躅ケ崎館の主廓部の跡地に建てられています。戦国期には堀と土塁で囲まれた中世式の武家館でした。
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