暦の上では明日から春ですが、まだまだ寒い日が続きます。
新型コロナウイルスによる院内感染予防のためクリニックは常時3方向で窓を開けて換気しており、時に冷たい風が院内を駆け抜けていきます。
今日は節分。豆をまいて邪気を払い、1年の無病息災を願う方も多いのではないでしょうか。
邪気といえば、熱っぽい、のどが痛い、咳がでるといった症状がでると「風邪をひいた」とよく言いますね。昔の人は邪悪な風が人体に災いをもたらすと考えて、呼吸器症状だけでなく腹痛、下痢などの症状にも「かぜ」の語をあてていたそうです。漢語の風邪が使われるようになったのは近世に入ってからだそうです。
脳出血や脳梗塞など脳卒中の後遺症についても昔は「中風」という言葉があてられており、「風に中(あ)たる」ということで邪悪な風が麻痺の原因となると考えられていたようです。
新型コロナ感染の流行もなかなか落ちついてこない状況です。手洗い、うがいをしっかりし、十分な休養をとって体調管理につとめましょう。
感染収束を願って豆まきしようかな。