お盆に入りました。
暦の上は秋でも猛暑が続き、まだまだ熱中症に警戒が必要です。
熱中症の代表的な初期症状にめまい、立ちくらみがあります。
からだは暑さで体温が上昇すると、熱を逃がして体温を下げるため血管を広げて対応しますが、結果として血圧が下がり、脳への血流が低下することでめまいや立ちくらみを起こします。症状が悪化すると意識を失うこともあります。
多くの場合、クーラーの効いた屋内や涼しい日陰に移動して水分や塩分を補給することで改善が期待できますが、意識がもうろうとしたり自力で水分がとれないようであればすぐに医療機関の受診が必要です。
お盆期間中、車で長距離おでかけする機会も多いかと思いますが、クーラーをつけていてもフロントガラスから日光があたったりしてドライバーの体温は上昇しがち。運転中はなかなか水分とれないうえに、トイレに行きたくなっては困るからと水分を控えたりすると車内でも容易に熱中症になる危険があります。
こまめに休憩をとって、水分を補給するなど気を付けるようにしましょう。
なお当院は今年もお盆休みはなく通常診療を続けております。