新型コロナウイルスワクチン

ゴールデンウィークも後半に入りました。皆さま体調はいかがでしょうか。

新型コロナウイルス感染は拡大を続けており、ワクチンへの関心が高まっており、診察中も多くの方から質問を受けるようになっています。

クリニックでのワクチン接種に使用されるワクチンは、ファイザー社のワクチンとなります。メッセンジャーRNAワクチンと言われる種類のワクチンです。

ウイルスが我々の細胞に侵入するために必要なタンパク質(スパイクタンパク質)の設計図(mRNA)を脂質の膜に包んだワクチンになります。

接種すると、設計図であるmRNAが我々の細胞に取り込まれ、この設計図を基に我々の細胞がウイルスのスパイクタンパクを生産し、このタンパク質に対して中和抗体(ウイルス感染阻止能をもつ抗体)産生及び細胞免疫応答が誘導されることで感染予防効果を発揮します。

十分な免疫ができるのは2回目の接種を受けてから7日程度たってからとされており、発症予防効果は95%と報告されています。ただし感染予防効果については明らかになっていないので、当面は接種後も引き続き感染防止策は継続する必要があります。

5月下旬以降開始予定のクリニックでの個別接種(65歳以上の方が対象です)について非常の多くの患者様から問い合わせをいただいています。

当院通院中の患者さんも多くの方が学校などでの集団接種の予約が取れていないようであり、当初の想定以上に多くの方にクリニックで接種を検討しなければならない状況です。

ワクチン供給が確定していないので現在はまだ予約をお受けできない状況ですが、ワクチンの供給予定を確認しつつ接種体制を整えてまいります。定期通院中の患者さんは希望者のリスト作成(ワクチンの供給量が必要量を下回る可能性があり、予約ではありません)を行っているので、診察時にご相談下さい。

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