お彼岸

3月22日

昨日は、家内の実家のお墓参りに行って、遅くに帰ってきました。これは昨日ブログを書かなかった言い訳けです。家内の実家は山また山のその奥で、育つ頃は電気は水車発電、食料も味噌も醤油も自給自足の生活で、冬には川が凍ってしまい、停電となりランプ生活もしばしばだったとか。いまではそんなことはありませんが、やはりまだauは通じません。

お寺では3人の子供がかくれんぼ。子ども達の心がそうなのか澄んだ声で「もーいーかい」「もーいいよ」答えは私には聞こえますが、鬼には聞こえないのか、「もーいいかい」「もーいいよ」。うららかな優しい光の中で、こだまのように何度も何度も繰り返されます。・・この集落では、子どもはこの3人(兄妹)だけだそうです。

お寺の山門の際でいつもお地蔵さんが迎えてくれます。このお地蔵さん、もとは私が引き継いだ、とある家の薄暗い物置でほこりをかぶっていました。なぜこのお地蔵さんがそこにあったか、わかりません。家を守っていたのでしょうか、大切な家族の誰かが亡くなったのでしょうか。何年も前に和尚さんに相談して、お寺に置かせていただきました。物置で見つけた時よりもにこやかな表情に見えるような気がします。

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